保護猫クウちゃんとの出会い

夜22時をまわった頃だっただろうか、隣りのいとこに「ちょっと遊びにきて」と言われた。

 

遊びに?こんな時間に?

変だなと思いながら、隣りの家にいくと

ダンボールの中にねずみのような小さな子猫がうずくまっていた。

 

いとこが勤めている会社の屋根裏に野良猫が子供を生み、子猫が壁の隙間に落下してしまったらしい。ミャーミャー鳴き声が聞こえるので、壁を壊し救出。

二匹のうちの一匹がこの子で、残念ながらもう一匹は助からなかったそうだ。

 

「育てられるのはお前しかいない」

 

いやいやいや。

突然どういうことだ。

猫飼ったことも、子猫育てたこともないし・・・。

しかし、小さないのちを目の前にしてあーだーこーだ言ってる場合じゃない。

 

ネットで子猫の育て方を猛勉強し、獣医さんへ連れて行き、数時間おきのミルクと排泄に追われる日々となった。

 

ねずみのようなクウちゃん