写生地

我が郷里 石巻

「石巻風景」 P10 1981年市の中心を流れる北上川に中瀬が見られる スケッチ1978年 「北上川河口を望む」 F6 1975年 「巻石」 P8 1976年「巻石」の名は、石巻のもとになったという説がある darumaのメルカリ

陸中海岸…東日本大震災の写生地を思う

ウオー凄い、驚きと感嘆そして身震いした。海面から聳え立つ断崖絶壁。迫力と豪快な大自然の造形美を見せる。交通の不便なところとは聞いていたが、乗り継ぎと時刻表に戸惑いながら辿り着いた岩手県田野畑村。 通いなれた千葉県房総の漁村風景からは全く想像…

大自然との出会い 尾瀬に魅せられて

景観だけに目を向け、表面の面白さや物の説明に固執し描いていた絵はどうも退屈でやせて見え、きれいごとに努めていたようだ。落筆点蠅ごとき絵には驚きを感じ探求心に迷い込んでいた時があった。自然をいかに心の内にふれ自分の自然を描きたいと思っていた…

心に残る風景・・・写生地を求めて

「小漁村」 ふと漁村風景を思い出した。何十年前のことにあるのだろうか。千葉県外房の勝浦から太平洋岸に沿う豊浜-新浜-沢倉-川津浜に点在した、ひなびた小漁村、どこにでも目にすることが出来た日本の風土。断崖の間に傾き寄り添う茅葺の漁家、砂浜に引…

写生地 尾瀬

ラジオから流れていた「夏の思い出」を耳にした。1988年夏の日、歌詞の美しさに澄んだ風光を知りたく国立公園尾瀬に早速スケッチに出掛けた。 至仏山を主峰とする尾瀬ヶ原湿原と最初の出会いでした。それはそれは景観美と静けさに感嘆し強烈な印象を受けた。…

写生地 最南端の城ヶ島

城ヶ島へは三崎から城ヶ島大橋で渡る。三崎はマグロ遠洋漁業の基地として有名で港は年々整備され磯の香が漂い活気のある町だ。市内にはマグロ専門店や鮮魚介類のみやげ物屋が軒を連ねている。 対岸に横たわる岩礁や海蝕崖に囲まれた島が城ヶ島で、橋のたもと…

写生地 油壷

波静かな青く澄んだ入江、油壷湾。帆を下ろしたヨットの帆柱が林立しているさまは驚きだ。クルーザーも多数係留されヨットマン憧れのマリン基地になっている。相模湾の突き出た岬全体がレジャー施設で東洋一といわれる京急マリンパークはここにある。目的の…

写生地 荒崎海岸

バス停から遊歩道に従い木々に被われたゆるい坂道をのぼり、ひと汗かいた所の樹間から海が見えてくる。コンクリート製の丸太の柵が現れた辺りが荒崎海岸の高台になり、岩にしがみつくように永い年月潮風に吹かれ耐えてきた一本の黒松がある。枝は陸地の方向…

写生地 剱崎(つるぎざき)

最南端の剱崎周辺を歩いてみよう。私鉄の京浜急行電鉄、三浦海岸駅からバスで剱崎下車、松輪下車、松輪地区の間口港までの丘陵地は三浦大根で知られる畑が続き、キャベツやスイカなど季節野菜の畑を通り小路を下ること20分、間口港の魚市場の屋根が見えてく…

写生地 東端の観音崎  

観音崎灯台を中心に岬一帯が県立観音崎公園に整備されているところで、海洋資料を展示した自然博物館や広大な八つの園地からなり、浦賀水道を行きかう船舶の航行が眺望できる。岬の突端に立つ八角形の観音崎灯台は明治2年にわが国初の洋式灯台として建てられ…

写生地 三浦半島 

神奈川県の南端に突きでた海岸線は変化に富み、大自然の景観に恵まれ四季を通じ観光施設の備えた行楽地として知られている。日本各地がそうであるように、開発と観光化により変貌し続けるのは三浦半島も負けていないようだ。昔は漁村風景といえば房総半島で…